平等院に行ってきました

平等院に行ってきました

冬の澄んだ空気が心地よい朝、岡山に住む大学生の息子と久しぶりに会い、宇治の平等院を訪れました。普段はお互いの生活に追われ、ゆっくり話す時間も少なくなっていたので、こうして親子で歩く時間がとても新鮮に感じられました。

門をくぐると、目の前に広がる鳳凰堂の姿に二人で思わず足を止めました。冬の光に照らされた朱色の建物は凛とした美しさを放ち、池の水面に映る姿がとても印象的でした。外観は写真撮影が許可されているため、息子はさっそくスマホを取り出し、いろいろな角度から撮影していました。周囲を見渡すと、外国人観光客の姿も多く、皆それぞれの言語で感嘆の声を上げながら写真を撮っていて、世界中から愛される場所なのだと改めて感じました。

内部は撮影禁止のため、私たちは静かにその空間と向き合いました。まず目に入るのは、堂内中央に鎮座する阿弥陀如来坐像。その穏やかな表情は、千年の時を超えてなお人々の心を包み込むようで、息子も「すごい存在感だね」と小さな声でつぶやいていました。さらに、壁面をぐるりと囲むように配置された雲中供養菩薩像が印象的で、楽器を奏でる姿や舞うような姿など、一体一体が異なる表情を持っています。息子と「この菩薩、楽器が細かいね」「こっちは本当に飛んでるみたいだ」と話しながら、細部をじっくり眺めました。

展示室では、屋根の上に立つ鳳凰のレプリカや、当時の建築技術を紹介する資料もあり、平安時代の美意識や職人の技に触れられる貴重な時間でした。外国人の方々も熱心に説明パネルを読んでいて、文化を越えて魅力が伝わる場所なのだと実感しました。

拝観を終えた後は、少し冷えた体を温めようと近くのスターバックスへ。私はコーヒーを、息子はフラペチーノを注文しました。冬にフラペチーノとは思いましたが、息子は「甘いのが飲みたい気分だった」と笑っていて、その無邪気さにほっとしました。店内の温かい空気の中で、息子が撮った写真を一緒に眺めながら、大学生活の話や最近の出来事をゆっくり聞くことができ、何気ない時間がとても貴重に感じられました。

冬の平等院は華やかさこそ控えめですが、その分、静けさの中にある美しさが際立ちます。息子と同じ景色を見て、同じ時間を共有できたことが、今回の訪問をより特別なものにしてくれました。またいつか一緒に訪れたいと思える、そんな一日でした。

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